魚の鍋料理というと、フグを筆頭に冬場に楽しむものが多いです。しかし、夏にキンキンに冷えたビールや冷酒と一緒に楽しむ鍋料理というのもなかなか粋なものです。
冷房の効いた部屋で、鍋。
もちろん、すき焼き、シャブシャブなど肉料理でも良いのですが、私がオススメするのはハモのシャブシャブです。
京都の祇園祭や、大阪の天神祭りの時期は会席料理にハモが使われるので、大きなハモはそちらに回ることが多く、近場のスーパーではなかなか生のハモは手に入らないこともあります。
家庭で食べるのに、そんな大きなハモでなくてもいいので探してみてください。料理人に尋ねると、国産のハモでなくても、韓国産なら脂の乗りもよく身が柔らかでおいしいといいます。
材料は2人分で
ハモ 中 1尾(5cmくらいの長さの身が10切れとれればよいですね)
万能ネギ 2束
そうめん 2束
ハモは、頭や骨も一緒に使うので1匹買いをして骨切りしてもらいましょう。身は5cm位の長さに切り分けておきます。
出汁は、一番出汁にハモの骨、頭を加えダシを出し、みりん、醤油で味を調えます。出汁は一緒に飲んだりしますから少し多めに作りましょう。
ねぎは水洗いし、根を取り、5cm位の長さに切り皿に盛ります。
そうめんをゆがき、冷水で〆ておきます。
準備はこれだけ、卓上のコンロを用意し、鍋にダシを入れて沸かします。沸騰の手前で弱火にし、器にダシを取ります。鍋に、ネギを食べる量だけ加えながら、ハモを一切れずつシャブシャブしてネギと一緒に器に取ります。好みで七味唐辛子を加えて食べます。
おとしで食べるハモより、歯ごたえがあり、出汁をしっかりと含みますからおいしいです。ネギもしんなりした程度で食べると歯ごたえもありいくらでも食べれます。
〆はそうめんを鍋に加えます。そうめんが温かくなればだしと一緒に頂きます。
これまた、お酒もすすみます。
ビールより日本酒の冷酒があう料理だと思います。
ハモは出来れば冷凍ものもありますが、できれば生を買いましょう
【保冷袋】を忘れずに
そうめんは、腰が強く塩味のきいた島の光がオススメです。