インド料理において非常に使用頻度の高いスパイスです。
馬芹(うまぜり)の種子をそのまま、またはパウダー状に挽いて用いられます。
クミンシード、クミンパウダーという名称で販売されています。
特有の香り( 爽やかで刺激的な香り)とほのかな苦みがあり、油で炒めるとナッツのような香ばしさが出るとされます。
カレー粉はもちろん、ガラムマサラや、チリパウダーなどのミックススパイスに欠かせないベースとなるスパイス。
エスニック料理には欠かせないスパイスで、カレーの本場インドでは、タンドリーチキンにも使用されます。

はじめに油で炒めて料理の元になる香りづけをするスタータースパイスとして用いるときや、また仕上げに香りを移した油として使う(テンパリング)ときはクミンシードを用います。

クミンパウダーはミックススパイスを作るときや、同じく料理の途中や仕上げに香りを加えるために使用します。
食欲をそそるクミンの香りを生かしてカレーだけでなく、北アフリカのクスクス、メキシコのチリコンカンなどの料理のほか、ドレッシングやパン、ケーキ、チャツネなどにも加えられ、炒め物に少々ふるとたちまちエスニック風味になるなど幅広い用途があるようです。
消化液の分泌が活発化してくれるので整腸や解毒作用に効果があり、食欲増進や消化促進作用があるといわれ、また、抗酸化作用があり免疫力を上げる効果もあるため、ガンや循環器系の病気の予防になるともいわれます。
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